七夕 by ろんぎぬす
ここはいつもの生徒会室
「ふんふんふ~ん♪」
なにやら上機嫌のような女がいた。そう千鳥かなめである
「どうした、千鳥?」
ここでぶっきらぼうな質問を投げかけるの男はもちろん相良宗介であった。
「ん?あ、今日は「七夕」って言ってねぇ、日本の行事の1つなの。
元は中国から来たものらしいけど~。竹にたんざくと言われるものに自分の願い事をごとを
書いてその竹に結びつけるのよ。」
「ほう」
「それと七夕伝説というのがあってね。愛し合っていた2人彦星と織姫が
遊んでばかりで仕事をしなくなってね、それをみた織姫のお父さんが怒って
2人の間に河をつくったのよ。
天の川に隔てられたが7月7日の夜、年に一度だけ逢うことが許されたという
そういうお話なの。」
「ふむ、だがその2人は何か知恵を持っていなかったのか?流れの速い河でも向こう岸の木に
ロープを結び、カヌーのようなものに乗れば孤を描くようにして向こう岸にいけるものを・・・」
宗介はため息をついてみせた。
「ソースケェ!あんたてのはいつもそういう発想しかできないわけぇ!?」
かなり飽きれたようにかなめが言った。
「まぁ、いいわ。ところでソースケ?今日空いてる?」
「ん、これといって特に用事はないが」
「へへ~、じゃあ今日うちにくる?ゴハン用意しといてあげるから」
「む、ならば行こう」
ここのとこ大変で千鳥の食事は食べていなかったのだ。久しぶりに千鳥の食事を食べることが出来る。
「なら、今日7時ごろうちにきて」
「うむ、了解した」
こう約束をかわして下校した。
「ふふふ~♪できた♪」
かなめは食事を作り終えたようだった。夏の風物といってもいい素麺もでている」
7時近くに宗介がやってきた。デ・ダナンからの連絡もなく無事、千鳥のマンションに
着くことができた。
食事も食べ終わり、特にやることが無くなってから以外にも宗介から話をしてきた。
「千鳥、今日はなにやら花火がある、そうだ。一緒にいかないか?」
「へ?」
・・・・・・・・まさか宗介がそんなことを言うのが以外だったのか、とんでもなく間の抜けた返事を
してしまった。
「・・・・・クルツ君になにか言われなかった?」
疑るようにかなめが言った。
宗介はなにやら汗を流している。
「ぷっ、まあいいわ。行きましょ♪」
宗介はホッとしたような表情になった。
以外にも今日は宗介は何も起こさなかった。花火とかのことだから「照明弾か!?」とか言いながら
私を地面にたたき伏せたりするものだと思っていたが・・・。
「あ~、楽しかった。それにしてもあんたがこういう日に何かを起こさないなんて珍しいわね。」
花火を見に行った帰り道かなめは言った。
「む、そうか?」
「ははは、まぁいいんだけど」
かなめはすごくうれしそうだった。宗介はこんな日があったのは初めてかもしれないと思った。
なかなかいい。なにか自分に欠けていたようなそんなものを感じながら、
千鳥の笑顔に一瞬ドキッとした。
「どうしたの?」
「ん、なんでもないぞ」
そういいながら、2人は満天の星が輝く薄暗い帰り道を歩いていった。織姫と彦星のように・・・
あとがき
今ごろは織姫は彦星に逢えたのだろうか・・・・・・。そんな感じです(笑)
まぁ、初めて書きましたね小説(笑)私にはこれが限界です(笑)
ではでは~。